変わったところと変わらなかったところ ラブライブサンシャイン2期12話 感想・考察

12話はついに決勝、そして次回予告から13話は卒業式だとわかりました。

本当に終わりを実感させられていて辛いです・・・

 

f:id:rikomaru91934:20171229213542p:plain

 

あらすじ

ラブライブ勝戦に向かうべく、東京へ。決勝戦を控え、気持ちが揺らいでいたものの、「勝ちたい」「輝きたい」という気持ちはみんな一緒だった・・・。

 

f:id:rikomaru91934:20171229213610p:plain

12話の舞台は東京、秋葉原です。今回出てきた場所の多くは以前に千歌たちが東京に行ったときに既に訪れているところです(主に1期7話、12話)。そして、セリフや場面からも以前の東京回を彷彿とさせるものがわりとありました。しかし、あの頃とは全然違う・・・12話は描写だけでもものすごく成長を感じることができた回でした。個人的にそれを感じさせられたシーンをピックアップしていこうと思います。

 

1 東京に怯えなくなったダイヤ

 

f:id:rikomaru91934:20171229213709p:plain

1期12話では幼少期の迷子がトラウマで過剰に東京に慎重になっていたダイヤ。しかし、今回は落ち着いています。

 

2 男坂を走って登っても疲れていない

 

f:id:rikomaru91934:20171229213817p:plain

これはルビィのセリフからわかりますね。本当にスクールアイドルを通して体力がついた証拠です。

 

3 セイントスノーとの会話

 

f:id:rikomaru91934:20171229213900p:plain

1期7話と同じく神田明神でセイントスノーとはち会います(この二人は最近よくAqoursの前に現れるけど、交通費はどこから出ているんだ・・・?)。前回は冷淡さが出ていて、悪いライバル感を装っていましたが、今回は応援してくれています。2期8、9話を通して仲良くなったこと、そしてAqoursが強いグループへと成長したことが、セイントスノーとの関わりに大きな変化をもたらしました。

 

4 旅館のシーン

 

f:id:rikomaru91934:20171229213938p:plain

 

f:id:rikomaru91934:20171229214041p:plain

泊まった旅館は以前と同じ「鳳明館」(泊まってみたいけどなかなか行けず・・・)。そして、花丸が饅頭を食べられることや、善子がテーブルに乗って怒られることといった、以前と何ら変わりない場面が描かれています。しかし、大きな違いがあります。それは3年生が加入したということ。そして、面白いことに花丸の饅頭を食べたのは曜・梨子から鞠莉に変わり、善子を叱ったのは梨子からダイヤに変わっています。あえて鞠莉とダイヤにこの役が回ったのは、3年生が加入して、グループとしての結束力が以前よりも強くなったことを強調するためだと感じました。

 

5 音の木でピアノを弾く梨子

 

f:id:rikomaru91934:20171229214142p:plain

音の木坂学院の生徒だった頃、ピアノが弾けなかった梨子。東京に行くと毎回この話題に直面しますが、今回は音の木の音楽室でピアノを弾きます。これは梨子がスクールアイドル、千歌たちとの出会いを通してピアノのスランプを乗り越えたことがはっきりわかる場面です。さらに弾いていた曲が、千歌に背中を押され、ピアノコンクールでの優勝を果たしたときの「想いよひとつになれ」。

 

f:id:rikomaru91934:20171229214224p:plain

この後の梨子のセリフからもしっかり伝わってきますよね(12話の一番好きな場面です!( ー`дー´)キリッ)

 

反対に、変わらなかったところ

以前に東京を訪れた時と比べて大きな成長を遂げたAqours。しかし、変わらなかったところもあります。

 

f:id:rikomaru91934:20171229214259p:plain

一つはセイントスノーの聖良に「勝ちたいですか?」と言われてすぐに答えられなかったところです。このセリフは1期12話では千歌が聖良に問いかけていたときのものですが、聖良はその時すぐに即答しました。それに比べて今回の千歌は即答せず、メンバー一人一人の声を確認してからようやく「勝ちたい」という答えを導き出します。勝利というものに一直線なセイントスノーと、これでいいのか、何のためにラブライブで勝つのか、その理由を迷いながら探し続けるAqoursの違いは、たとえ成長したり、仲良くなっても変わっていません。

 

f:id:rikomaru91934:20171229214332p:plain

そして、もう一つは「輝き」を見つけるという目標が不変のまま存在し続けていたことです。秋葉原駅付近で千歌が風で飛んだチラシを追いかけ、UTXのスクリーン前に辿り着いたシーンは、1期1話がそのまま再現されていました(今回は同行していた曜も一緒に)。そして1期1話から今日まで変わらず、その中には「輝き」という言葉がありました。この描写からは「あの時とは変わらず目標を追いかけているけど、あの時にはなかったものをたくさん手にし、大きくなって帰って来た!」というメッセージが伝わってきます。作者が伝えたいことがそれであるのならば、このように感じた僕は嬉しいです。

 

f:id:rikomaru91934:20171229214501p:plain

全体をまとめて言えることは、彼女たちはたくさんの経験を積み、本当に大きく成長してスクールアイドルの聖地、秋葉原に戻ってきましたが、輝きの意味を常に考え、迷いながら、不安になりながらも目標を追い続ける、唯一無二のAqoursらしさは変わっておらず、そこが彼女たちの立派な個性だということです。1期との対比が多い今回の話はそれを強く感じさせてくれました。

 

 

 

f:id:rikomaru91934:20171229214522p:plain

いよいよ、卒業式・・・。この時がついに来てしまうのですね・・・。

これで終わるなんて早すぎるし、絶対に嫌なので良い新規情報を待ってます。マジでお願いします(´;ω;`)ウゥゥ