「勇気はどこに?君の胸に!」の歌詞から振り返る2期の物語 ラブライブサンシャイン2期11話 感想・考察

浦の星女学院としての最後のイベントとなった閉校祭。

笑える場面、にぎやかな場面はあれど、とても切ない話でした・・・11話・・・。

そして、浦の星を綺麗な形で終わらせるための大事な話でもありました。

この話から見えてきたものがあります。それは、ラストにみんなで合唱したED曲、「勇気はどこに?君の胸に!」の歌詞の意味です。サンシャイン2期ももう11話を迎え、物語の全体像、目的、伝えたいこともはっきりしてきました。閉校祭の合唱で「勇気はどこに?君の胸に!」を歌ったことでこの曲が持つ意味がはっきり伝わってきたと同時に、その意味は2期の物語そのものなんだと強く感じました。

今回は話の感想・考察というよりかは、「勇気はどこに?君の胸に!」の歌詞の個人的解釈を書いていきたいと思います。

 

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あらすじ

学校の生徒の要望により、浦の星女学院は閉校祭を行うことになった。多くの人が集まった賑やかで楽しいイベントだったが、その楽しい時間はあっという間に過ぎ、みんなの合唱とともに閉校祭は幕を閉じた・・・。

 

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ここから歌詞とともに個人的解釈を入れていきます。一つの考えとして読んでいただけたら嬉しいです。

 

勇気はどこに?君の胸に!

 

勇気を出してみて

本当はこわいよ

僕だって最初からできたわけじゃないよ

 

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第2話で学校説明会が中止になり、廃校の道が進むことになったにも関わらず、鞠莉はお父さんから100人集めたら存続してもいい許可を得ます。その後もいろいろなお願いを言い続けます。学校のために。これはきっと勇気のある行動だったと思います。鞠莉だけでなく、そこから動き出す千歌たちも。

 

いっぱいつまづいた

悔しい想いが

強さをくれたんだ あきらめなきゃいいんだ

 

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前回の地区予選での敗退、学校説明会の中止、地区予選と説明会が被る、予選のパフォーマンスの苦労・・・そして最後には手が届かず、廃校決定・・・。壁に何度もぶち当たり、その度にきっと彼女たちは悔しい想いをしたでしょう。しかし、その度に挫けず、前へ進んできました。最後は廃校となってしまいましたが、あきらめず、ラブライブで優勝して学校の名前を残すという目標を掲げます。どこまでもあきらめない強さが培われたのです。

 

信じてみたいと 君の目が濡れて

迷う気持ちも涙もバイバイ

さあ出発だ!

 

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これは7話の千歌たちのことだと思います。学校が救えると信じてみたいけど、現実はそうではなく、無力感でいっぱいになっていました(そして自然と涙が流れた)。ラブライブ本戦のことを考えたいけど、学校のことがまだ残るみんな・・・。しかし、生徒達の言葉で学校の名前をラブライブの歴史に残すという目標が生まれ、迷いも涙も捨て、出発したのです!

 

何度だって追いかけようよ 負けないで

失敗なんて誰でもあるよ

夢は消えない 夢は消えない

 

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失敗・・・。彼女たちの物語の中には幾度となく失敗が出てきますが、一番の失敗は「学校をあと一歩のところで廃校にしてしまったこと」だ思います。その罪悪感を誰よりも背負ってしまったのは、理事長の鞠莉であり、今回の話のキャンプファイヤーのシーンで痛いほど伝わってきます・・・。

しかし、夢は消えない。廃校になってもラブライブで優勝する夢はまだ消えてません。立ち上がるチャンス、追いかけるチャンスはあります。

 

何度だって追いかけようよ 負けないで

だって今日は今日で だって目覚めたら違う朝だよ

 

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一般的に見ると、今日終わったことは悔やまず、明日新しいことを頑張れという意味。ラブライブサンシャインの物語に当てはまると、「今日」は廃校した学校で「違う朝」はラブライブの大会で優勝するという目標、さらにはもっと先のメンバー一人一人の夢とも取れます。

11話の後半で、各メンバーが終わってしまう学校と未来について語っていたシーンがあります(記事の最後に書いています)。このセリフはまさにここの歌詞と一致するんじゃないかと、そんな感じがします。

 

やり残したことなどない

そう言いたいね いつの日にか

そこまではまだ遠いよ だから僕らは頑張って挑戦だよね

 

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11話のEDのみで流れましたが、ここが一番歌詞の意味がグッと来ました。これは本当に廃校を迎える次の春に、ラブライブで優勝し、学校のためにできることは全てやり尽くし、悔いはない、未来の僕らはそう言っていたいから、挑戦したい、まだまだ足りない、という千歌たちの現在を歌っていると感じました。これを11話のEDに持ってきたのは、きっとそうだからだと思います(あえて未来の僕らと表記したのはOPのタイトルと合わせるためです。OPの解釈はしてないですが、物語の主軸を歌っているのは確かです)。

 

 

こんな風に個人的には解釈しました。二番はまだ解釈できていないのでアニメで取り上げられた箇所だけにします。

解釈時にも何度も出てきた言葉が「廃校」と「ラブライブ優勝」。2期の物語の主軸はこれに尽きます。1期のEDのタイトルは「ユメ語るよりユメ歌おう」でしたが、1期は憧れや夢を追いかける物語だったからです。2期では憧れではなく、目の前の現実と向き合い、目標を実現させることが主題となり、それだけでも千歌たちの成長を感じることができますね!

 

最後に。この話の好きな台詞を抜粋しておきます。

 

楽しい時間というのは、いつもあっという間で

そこにいる誰もが、この時間がずーっと続けばいいのにって思ってるのに

でも、やっぱり終わりは来て

時が戻らないこと、もう一度同じ時間を繰り返せないことが、とても寂しく思えるけど

同時に、やっぱりどうなるかわからない明日の方が、ちょっぴり楽しみでもあって

ああ、これが時が進んでいくことなんだなって、実感できるずら

そして気付く。きっと二度と同じ時はないから、この時が楽しいって思えるのかな。今こうしていることが、たった一度きりだって、わかっているから、全力になれる

いつか終わりが来ることを、みんな知っているから。終わりが来ても、明日が来ることを知っているから

未来に向けて、歩き出さなきゃいけないから。みんな、笑うのだろう

 

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書きながら泣きそうです・・・(´;ω;`)ウゥゥ

 

 

 

 

 

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もう残すところ2話・・・。またもや切ない話が来そうで泣く覚悟はしてます・・・

ラブライブ決勝はいつやるんでしょうか?12話?13話?もしかして劇場版?